Webデーターベースを利用するにも種類があるんですか??
インストールして利用する「オンプレミス」と、ネット上で利用する「クラウド」の2種類があるんだよ。
前回は無料で利用できるWebデーターベース「プリザンター」( https://pleasanter.org )のメリットや基本操作などをご紹介しましたが、実際に操作してみないことには利便性やメリットをなかなかお伝えするのが難しいかもしれません。
汎用的なデータベースはさまざまなシーンで利用できますが、初心者にとっては自由度が高く何から手を付けていいのか分からないという悩みに陥るかと思います。
実際に手を動かしながら理解を深めていくのが学習への近道かもしれませんが、そのためには環境を構築しなければならず、学習する環境にたどり着けないといったケースをよく耳にします。その点プリザンターの導入は非常に簡単ですので、Webですぐに利用できることが大きなメリットといえます。
また導入する際には「オンプレミス」と「クラウドサービス」それぞれでも提供されており、利用者のニーズやシーンにあわせた環境で選ぶことができるのも特徴です。
まずはお試し無料から始めてみる
プリザンターを実運用で導入する前に、まずは実際に操作をしてみたいと思いませんか?そんなときはまず無料で利用できる環境から始めてみてはいかがでしょうか。
【無料で利用できる3つの環境】
①あらかじめ用意されているデモ環境で操作してみる
②オンプレミス環境にオープンソース版をインストールする
③クラウドサービスのフリープランを申し込む
プリザンターを導入する際、オンプレミス環境でインストールする「オープンソース版」とクラウドサービスで利用できる「フリープラン」「ライトプラン」「スタンダートプラン」の合計4つの料金プランから選択できます。
その中でもオープンソース版とフリープランは無料で利用できますので、まずはお試しで利用したい方にもオススメです。https://pleasanter.net/Home/Price
サンプルがあるデモ環境で試してみる
特にオンプレミス環境での利用を前提であれば、インストール作業を実施する前にまずはデモ環境を利用することをオススメします。
デモ環境は60日間無料で利用できるので、まずはログイン画面のデモ環境を見るの欄からメールアドレスを登録しましょう。
https://pleasanter.azurewebsites.net/users/login
登録後はデモ環境のURLが送られてきますので、指定URLからデモ環境にアクセスするとさまざまなシーンで利用できるサンプルが多数用意されています。
プロジェクトのスケジュールやタスク管理、商品の売上や運用記録だけでなく、帳簿や受付表などの事務作業まで幅広いサンプルが用意されておりますので、いま必要としてるフォーマットに近いサンプルを探してみてはいかかでしょうか。
【プロジェクト管理】
システム開発などの進捗管理で用いられるWBS(Work Breakdown Structure)をデータベースで管理することで、作業工程や内容ごとの作業量や進捗率などを一覧で管理することができます。有料オプションを利用すれば画像や資料などのエビデンスも登録可能です。
【インシデント管理】
ユーザーからの問合せ内容を登録すればクレーム管理やヘルプデスクといった業務にも活用できます。また業務で利用されているシステムの故障などを管理することで、ITILに準じた本格的なシステム運用をすぐに導入でき、組織内で情報のナレッジ化にも貢献します。
【事務作業での管理台帳】
システムに関する管理だけでなく、交通費精算といった事務処理、鍵の管理といったセキュリティに関する管理にも応用可能です。データベースなら一覧・詳細だけでなく、検索機能も充実していますので、日々の業務でも”脱エクセル”のメリットを享受できます。
クラウド利用ならまずフリープラン
クラウドサービスでの利用であれば、まずは無料のフリープランから初めてみることをオススメします。
有料プランと比べて機能が制限されてしまいますが、基本的なデータベースの機能をほぼ全て利用できるので、とりあえず初めてみるレベルやファイル添付といった機能が必要のない小規模なシステムであれば十分といえるでしょう。
またお試しで利用したあとはそのまま実際の運用に移行することも可能であり、利用できるユーザー数やレコード数、さらに機能を豊富にしたいといったときは有料プランに変更することでさらに機能が向上します。
便利なオプションも活用しよう
有料のスタンダードプラン(1ユーザーごとに月額500円)には、さらに有料のオプションを追加して機能を拡充することができます。便利なオプションは主に以下の4タイプです。
【画像機能/添付ファイル機能】
この機能を利用するためには別途ストレージ容量の契約が必要ですが、レコードごとの指定カラムに画像やファイルを添付することが可能です。写真やPDFなどといった資料や証跡の管理に役立ちます。(※10GBごとに月額2,000円)
【情報公開機能】
任意のテーブルをWeb上で公開することができます。ログインすることなくデータベースを閲覧することが可能で、情報を一般公開するといった利用方法も可能です。プリザンターのユーザーマニュアル(https://pleasanter.org/manual)は実際にこの情報公開機能を利用して情報を公開しています。(※月額35,000円)
【IPアドレス制御】
いわゆるホワイトリスト機能として、指定したIPアドレスのみアクセスを許可します。機密性の高い情報や限定公開したい場合などに有効な機能です。(※月額5,000円)
【Report Create】
このオプションを利用すれば、データベースの内容を帳票として印刷することが可能となります。在庫管理といった業務の効率化を進めることで、プリザンターの活躍できる幅が広がります。また有償で面倒な初期設定の対応も可能です。(※月額9,500円)
さっそく導入してみよう
オプション機能も充実していますが、無料版でも基本的な機能は一通り揃っていますので、日々の運用管理において「この管理表ならエクセルより便利になるのでは?」と感じたらさっそく導入してみましょう。
【オンプレミス環境】
オンプレミス版はダウンロードセンターから対象OSを選んでダウンロードした後、インストールを実施すればほぼすべての機能が完全に無料で利用できます。
https://pleasanter.org/dlcenter
【クラウド版】
環境がなくてもすぐに使えるクラウド版なら、無料のフリープランを申し込みましょう。
(※申込には事前にアカウントの作成が必要です)
https://pleasanter.net/Home/Price
【デモ環境】
まずはデモ版で試してみたいという方は、ログイン画面の“デモ環境を見る”からメールアドレスを登録してください。折り返しメールにてデモ環境へのURLが送られてきます。
https://pleasanter.azurewebsites.net/users/login